開店祝いや誕生日、金婚式、銀婚式など様々なお祝いのプレゼントに贈られる胡蝶蘭ですが、すぐに枯れてしまうとお悩みの方もいらっしゃるでしょう。胡蝶蘭を枯らさずに長く楽しむためには、枯れる原因について知っておくことをおすすめします。

室内の温度調整ができていない

胡蝶蘭は、もともと東南アジアの暖かい場所で生育されていた植物です。そのため、温暖な気候を好み、寒さに弱いという特徴があります。できるだけ、20℃前後で風通しの良い場所に置き、15℃以下の場所には置かないようにしましょう。直射日光や暖房器具の温風などにも弱いので、ご注意ください。

水の与えすぎ

胡蝶蘭が枯れる原因として多いのが、水の与えすぎが原因の根腐れです。植物にとって水分はとても大事ですが、与えすぎてしまうと枯れてしまいます。胡蝶蘭は基本的にあまり水分を必要としないので、用土が乾いてきたら与えるくらいで十分です。根腐れした胡蝶蘭は、植え替えを行い、傷んだ根を取り除きましょう。茎が残っていれば、再び花を咲かせる可能性があります。

元気な胡蝶蘭の葉は鮮やかな緑色をしていますが、下の方の葉が黄色になって枯れてきたら寿命かもしれません。

黄色になった葉は、完全に乾ききる状態まで放置し、シワシワになったら手で取り除いてあげましょう。寿命によって枯れてしまった葉は、その後に新葉が出てくるので心配いりません。

また、飼料不足が原因で葉が黄色くなることもあります。葉が黄色くなってしまった場合は、市販の飼料の説明にある一番薄い倍率であげてください。