胡蝶蘭が花持ちする理由は、ずばり「育った環境」にあります。胡蝶蘭はインドネシアなどの東南アジア、すなわち暖かい地域で育つ植物で、2億年の長い間変わらないシステムで増え続けている生命力の強いお花です。
家の中に置いていても少しの太陽光でしっかり光合成ができるため、花持ちが良いとされているのです。また、胡蝶蘭は水や栄養が少なくても育つため、ギフトにもぴったりです。
胡蝶蘭のお手入れ方法は、季節によって変えることがポイントです。日本は春夏秋冬があるので、その時の温度に適したお手入れ方法をします。
春
春の水やりは、10日前後で一度を目安にします。常温に近い水を根元に優しく与え、直射日光ではなく陽射しが柔らかく入るところを置き場所にすることをおすすめします。
夏
夏は陽射しが強いため、ある程度遮光された窓際などに置くのがベストです。湿気が溜まりやすい季節でもあるので、風通しの良さも考慮します。水やりは一週間に一度のペースで行います。
秋
秋は室温が、15度前後に保たれた場所で管理します。春と同じように、ブラインドやレースのカーテン越に、柔らかい光を当ててください。水やりは10日に一度程、乾燥が気になるときは葉に霧吹きをかけます。
冬
胡蝶蘭は寒いのが苦手なお花なので、特に冷え込む日や夜間は暖かいところを置き場所にするようにしましょう。水やりは20日前後に一度、ぬるめのお湯を与えます。エアコンや暖房器具で乾燥するので、葉には毎日霧吹きをかけてください。